新型ジープ・ラングラーが、
11年ぶりにフルモデルチェンジします。
4代目、JL型となる新型ラングラー、
どんな車になっているのか?
キープコンセプトなのか、
ハイブリッドモデルなどの新しい車になっているのか、
見ていきましょう。
JL型ラングラー、デザインはCJ-5ジープ オマージュか?
4代目JL型ラングラーのデザインは、
民間用ジープ「CJ-5」によく似ています。
CJ-5は1955年発売のCJ-5は、
軍用のウィリスM38A1ベースの民間用ジープです。
民間用ですから、
乗り心地、シートなどを改善し、
30年間作られたモデルです。
「ジープ」と言うと、
思い浮かぶあのデザインがCJ-5で、
JL型ラングラーのデザインは、
ヘッドライト、
台形のフロントフェイシアなど、
CJ-5に寄せています。
新型JLラングラー、ただの大型SUV車になってしまったのか?
新型ラングラーのグレード構成をみると、
「Sport」
(2ドア、3.6LV型6気筒)
459万円
「Unlimited Sport」
(4ドア、2.0L4気筒)
494万円
「Unlimited Sahara Launch Edition」
(4ドア、3.6LV型6気筒)
530万円
となっています。
2ドアのSPORTは、
受注生産となっていて、
4ドアメインのモデルなのかと思われます。
ボディーサイズも、
Sport(ABA-JL36S)
全長:4320mm全幅:1895mm
全高:1825mm
ホイールベース:2460mm
車両重量:1830kg
JC08モード燃費:9.6km/L
駆動方式:後2輪・4輪駆動・オンデマンド方式4輪駆動(選択式)
タイヤサイズ:245/75R17 112T
です。
JK型3代目のラングラーの2ドアモデルは、
全長:4185mm
全幅:1880mm
全高:1845mm
ホイールベース:2425mm
ですから、
全長、全幅、ホイールベースともに拡大していますね。
4ドア版に至っては、
Unlimited Sport(ABA-JL20L)
Unlimited Sahara Launch Edition(ABA-JL36L)
ともに、
・全長:4870mm
・全幅:1895mm
・全高:1845mm
・ホイールベース:3010mm
3代目JK型ラングラーの4ドア版が、
・全長:4705mm
・全幅:1880mm
・全高:1845mm
・ホイールベース:2945mm
ですから4ドア版も拡大していますね。
他の車と同様に、
モデルチェンジのたびに、
肥大化していますが、
果たしてオフローダーとしての能力はどうなのでしょうか?
ただのSUV車になり果てたのでしょうか?
新型JLラングラー、故障が多いは本当か?
新型JLラングラーは、
ラダーフレームのシャーシ、
前後リジッドアクスルサスペンションと、
昔ながらのキープコンセプトの設計です。
他のSUVや乗用車の
モノコックボディーとは違い、
頑丈な設計となっています。
つまり、ただのSUVと違って、
本格的クロカンであるのは間違いないです。
最近の日本車では、
新型ジムニーも同じく、
ラダーフレームですね。
ところで、
ジープラングラーは故障が多いって聞きますが、
どうでしょうか?
2代目TJ型(1996年-2006年)は、
故障が多いと言われていますが、
3代目 JK(2007年-2017年)になってからは、
だいぶ改善されています。
それでも故障事例は、
エンジンオイル、
ウォーターポンプは要注意。
これは他の外車にも多い故障事例ですね。
また、ジープは伝統的に、
バッテリー上がりが多いと聞きます。
新型JL型については、
最新のモデルですから、
より信頼性が高まっていると思います。
ジープ・ラングラーの最大の弱点は雨漏り!直ったか?
故障ではありませんが、
ハードトップ車は、雨漏りが多いと聞きますが、
4代目JLは改善されています。
トップ取り外し箇所のウェザーストリップを
二重構造化し、
ピラーに水抜きのドレーンパイプを
組み込んで雨漏れ防止対策をしました。
またハードトップ(フリーダムトップ)の軽量化によって、
トップの取り外しが楽になっています。
新型JLラングラー、昔ながらの車か?取り回し、安全性はあるのか
新型JLジープ・ラングラーは、
デザインも、ボディも、
キープコンセプトだとわかりました。
ジープのイメージから大きく離れるどころか、
ジープファンには大歓迎のモデルだと思います。
でも、3代目JK型は安全装備も現代的ではなく、
現代に取り残された車でした。
4代目はいかに?
まず取り回しですが、
JL型と比べて、
4ドアモデル7.1m→6.2m
2ドアモデル6.0m→5.3m
と改善されています。
2ドアは普通車と変わらないですよね。
また、安全装備では、
自動ブレーキや衝突警告、
ブラインドスポットモニタリング、
リアクロスパスディテクションが搭載されました。
ブラインドスポットモニタリング、
リアクロスパスディテクションとは、
隣接車線の斜め後方などの
見えにくい死角からの車の探知機能です。
新型ジープラングラーは、
安全性も現代車なみになっています。
クラシカルでワイルドなデザインに、
最新の安全性をもったラングラーは
大人気なりそうですね。