自動車盗難はなくなりません。
どんな車が盗難され易いか、
車種別のランキングがあったので、
紹介したいのですが、
アメリカと日本のランキングがあるので、
比較してみたら、
面白いことがわかりました。
2017年全米、盗難車ランキング、6位~10位
全米保険犯罪局(NICB)が発表した、
2017年度に盗難にあった車の
車種別ランキングがこれです。
6位 日産 アルティマ/1万3358台
7位 トヨタ カローラ/1万2337台
8位 ダッジ ピックアップ(フルサイズ)/1万2004台
9位 GMC ピックアップ(フルサイズ)/1万865台
10位 シボレー インパラ/9487台
日産のアルティマは、
日産のセダンですね。
アメリカは、
ピックアップトラックと
セダンが人気です。
盗難車5位は日本のあの車だった
全米盗難車の5位はカムリです。
アメリカでは、
迷ったらカムリ、
と言われています。
カムリにしておいたら、
間違いない
と言うわけです。
アメリカでの今の日本車の評判は?
日本車が評価高い理由は、
- 品質が高くて壊れにくい
- ディーラーのアフターサービスが良い
- 下取り価格が良い
というものです。
その中でも、
カムリの信頼が高いわけです。
現在も、
アメリカでの評価は変わっていません。
3位~4位はアメリカらしい車だった
全米盗難車、
車種別ランキングに戻ります。
3. フォード ピックアップ(フルサイズ)/3万5105台
4. シボレー ピックアップ(フルサイズ)/3万58台
ピックアップトラックとは、
アメリカっぽいですよね。
全米盗難車ランキング、2位は日本のアレ
2位 ホンダ アコード/4万3764台
1997年式のモデルが一番盗難にあっています。
やはり日本のセダンが人気?ですね。
全米盗難車ランキング1位は意外な車?
1位 ホンダ シビック/4万5062台
最近、
日本でも復活した
ホンダのシビックでした。
1998年式モデルが
一番盗難にあっています。
アメリカの盗難車種の傾向がわかった!
フォーカス2ムーブが発表した
2017年アメリカの新車販売ランキングを見ると、
1位 フォードFシリーズ 80.7万台
2位 シボレー・シルバラード 51.8万台
3位 ダッジラム・ピックアップ 45.5万台
4位 トヨタRAV4 37.5万台
5位 日産ローグ 36.3万台
6位 ホンダ・シビック 34.5万台
7位 トヨタ・カムリ 34.3万台
8位 ホンダCR-V 34.0万台
9位 トヨタ・カローラ 30.9万台
10位 ホンダ・アコード 30.0万台
この販売順位、
ほぼ盗難車と同じ車種が入っていますね。
アメリカでは売れている車が
盗難にあい易いと言えます。
日本の盗難車、車種別ランキング発表!意外な車が・・・
一般社団法人日本損害保険協会が、
2017年度の被害にあった車種を
発表しています。
5位 日産 スカイライン 14件(5.0%)
6位 トヨタ クラウン 11件(4.0%)
7位 トヨタ アクア 9件(3.2%)
8位 三菱ふそう キャンター 7件(2.5%)
8位 いすゞ フォワード 7件(2.5%)
10位 トヨタ マーク2 6件(2.2%)
()内は構成比です。
8位のキャンター、
フォワードは、
トラックです。
日本のトラックは、
耐久性に優れていて、
高性能なため、
発展途上国等人気があります。
年式の古い車でも盗難されるようです。
日本の盗難車ランキング3位~4位は想像どおり・・・
3位 トヨタ ハイエース 28件(10.1%)
4位 レクサス 25件(9.0%)
ハイエースとレクサスは
よく盗難にあうと
ニュースになってますよね。
ハイエースは耐久性に優れ、
年式の古いものでも、
走行性能が落ちないので、
中古価格が値崩れしません。
低年式車は、
セキュリティは弱いので、
盗まれやすいわけです。
また世界中で人気があり、
パーツの取引も活発です。
日本の盗難車、第2位はランクルだった!
2位 トヨタ ランドクルーザー 32件(11.5%)
ランクルは、
そんなに街でたくさん走っているように
思えませんが、
盗難車では2位です。
テロリストにも愛されている?ランクルの人気
実はランクルは、
世界で人気の車種でした。
欧米以外に、
中国、
中東、
オーストラリア、
アフリカ、
東南アジア
SUVとして、
どんな過酷な悪路でも、
頑丈で壊れない、
メンテナンスが容易、
と信頼性のある車です。
実際に砂漠で車が故障したら、
命取りになりかねませんし。
人気のランクルは、
どんな低年式モデルでも、
パーツに分解して、
売りさばかれています。
つまり、
窃盗団にとって、
喉から手が出るほど
欲しい車なのでしょう。
日本の盗難車、やっぱり1位はプリウスだった
1位 トヨタ プリウス 62件(22.3%)
プリウスは、
世界的に人気があり、
高価な車です。
走っている台数も多いため、
盗難の被害にもあいやすいわけです。
また、
バッテリー目的で
盗難にあうケースもあります。
バッテリーは消耗品ですが、
プリウスのバッテリーは、
30万円~50万円と
高価なため、
盗難にあうとのこと。
日本の盗難車、アメリカとは違う傾向とは?
2017年、
日本の新車販売ランキングが、
日本自動車販売協会連合会と
全国軽自動車協会連合会から
発表されています。
1位 N-BOX(ホンダ)1万8458台
2位 プリウス(トヨタ)1万2175台
3位 アクア(トヨタ)1万1660台
4位 ムーヴ(ダイハツ)1万0073台
5位 デイズ(日産)9288台
6位 スペーシア(スズキ)8757台
7位 タント(ダイハツ)8741台
8位 ワゴンR(スズキ)8284台
9位 ヴォクシー(トヨタ)7545台
10位 ノート(日産)7475台
こうして見ると、
盗難車ランキングに
入っている車種は、
2位のプリウスと
3位のアクアだけ。
アメリカは
新車販売人気と、
盗難車の人気が、
一緒でしたが、
日本の場合、
そうではないようです。
日本の盗難車は、
ランクルやプリウス、
ハイエースなど、
世界的に転売需要のある車が
狙われやすい傾向にあるようです。